【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第13章 思わぬ落とし穴
「…おいおい、ホントにエロ同人じゃねーか」
大体の話を聞き終え銀八は頭を抱える。
「…それ、ホントの話か?」
「そうじゃなきゃ、ここまで隠してませんよ」
苦笑いを浮かべながら八雲は小さく頷き答える。
「ったく、何考えてんだよ高杉もお前もよ。発情期かよテメーら」
銀八は再び頭を抱え大きく溜息をついた。
バカげた条件を出す高杉も問題だが、それを飲むこいつもどうかしてる。
…普通受け入れるか?そんな条件。
「まぁ、話は分かったよ。話してくれてありがとうな」
手を伸ばしわしゃわしゃと八雲の頭を撫でる。
癖なのか、頭を撫でられると目を細める。
犬みてーな奴だな。
「あと、さっきは色々言って悪かったな。無駄だなんて思ってねーよ。実際高杉連れて来た時は素直にすげーと思った」
それを聞いて安心したのか、ふわりと笑みを見せる。
作り笑いではなくおそらく本心からの笑みだろう。
その笑顔を見てドキリとしてしまう。