• テキストサイズ

【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第13章 思わぬ落とし穴



八雲を国語準備室に連れ込み扉と鍵を閉める。
この時間帯なら誰も来ないだろう。



「さて、と。何の話か分かるよな?」



「何のことやら…」



こいつ、まだとぼけるか。まぁいい。順に聞いていくか。



銀八は小さく咳払いをすると八雲に向き直す。



「文化祭の話だ。どこに居たかまだ聞けてねーよな?」



「あぁ…えっと…実は、体調崩してたんですよ。それで早退してて…心配かけちゃうと思って言えなかったんです」



「すいません」と付け加えさも申し訳なさそうな表情を浮かべられる。



ほらな、だからあの時に全部聞き出したかったんだよ。
嘘付ける時間与えちまったじゃねーか。クソッ、あのバカ校長め。


銀八は内心舌打ちをし校長を罵った。



こう言われちゃこれ以上追及するのも難しそうだな。
攻め方を変えるか。

/ 331ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp