【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第13章 思わぬ落とし穴
まさかな…
「いや、まさかな。そんなエロ同人じゃねーんだから」
「坂田先生?」
「いくら高杉でもなぁ。流石にそれはねーだろ」
「おい!坂田先生!」
銀八は我に返り校長に視線を戻す。
「…え、何すか?」
「ちゃんとわしの話聞いておったのか?何か訳の分からん事を言っておったが」
「あーはい。聞いてましたよ。おでんにはやっぱ大根っすよね」
「そうか?わしは卵の方が…ってちげーよ!どの段階でわしがおでんの話してたよ!」
「違うんすか?」
「え、ホントに話してたと思ったの?いやだから!君の勤務態度の事でじゃな!」
ギャーギャーわめく校長を無視して考え直した。
まぁ、ともかく高杉と何かあったのは間違いねぇな。
おそらく文化祭の時も。
高杉に聞いても答えるわけねーし…
やっぱり直接本人とっ捕まえて聞き出すしかなさそうだな。
校長の話に適当に相槌を打ち校長室を後にすると、
銀八は八雲を捕まえる次の機会を狙う事にした。