【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第13章 思わぬ落とし穴
「ほら、着いたぞ。さっさと降りろ」
「ありがとう」
自転車を降り礼を言う。
「今日は教室来るのか?」
「行かねぇよ。つか行った事ねーだろ」
「…なぁ、なんで教室来ないんだ?」
「てめぇには関係ねぇだろ」
「関係はあるだろ。…一応、教師だし」
冷たく言い放たれたが、めげずに言い返す。
今までうやむやにしてしまっていたが、いつまでもサボらせるわけにはいかない。
いい加減、ガツンと言わないと…
「…どうしても来ないのか?」
「行く理由がねえ」
「…そっか」
そのまま「じゃあな」と片手を振り高杉は去って行った。