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【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第13章 思わぬ落とし穴





「風が気持ち良いなー」



「なんでまた乗ってんだよ」



後ろで能天気に呟く八雲に対し自転車を漕ぐ高杉の声は不満げだった。



「いや、一緒に行く雰囲気になってたから、てっきり乗せてくれるのかと思って」



「足とっくに治ってんだろ。歩けよ」



「いいじゃん。それにまだ二日酔いで頭痛いんだよ。だから乗っていい?」



「乗っていい?じゃねぇだろ乗ってるだろすでに。乗る前にその質問しろよ」




「ごめんごめん。乗せてくれてありがとう」



「ったく、調子いい奴だな」



溜息交じりに言われる。
けど自転車から無理に下ろそうとしないところが優しいよなー。
そう思いながら八雲は高杉の背中に軽く凭れ掛かる。



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