【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第12章 お泊り
ガチャリと音が聞こえハッと我に返る。
高杉が風呂からあがったようだ。
「は、早かったな」
慌てて笑みを浮かべ高杉の方を向く。
上半身は何も身に着けておらず微かに湯気がたっている身体についドキリとしてしまう。
「お前っ…なんで上着てないんだよ!代わりの服置いてあっただろ?」
「暑いんだよ。つか、お前やっぱ小さいな。裾足りねーんだけど」
ズボンを軽く摘みながら言われる。
自分の身長が低い事は分かっていたが、ここまでとは…
少し凹んでしまい俯く。
「お前も早く入ってこいよ」
「…今入るよ」
俺の様子にはお構いなしに言われ、少し拗ねたような態度になりながら浴室へと向かう。
「まぁ、寝る前に牛乳でも飲めよ。気休め程度には効くかもしんねーぞ?」
「うるさい!」
ニヤつきながらそんな事を言われ本格的に拗ね浴室の扉を音を立てて閉めた。