【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第4章 ご対面
「あー、高杉には関わらない方がいいですぜ。学校一の不良ですからねぇ」
沖田が輪ゴムで遊びながら答えた。
「学校には来てるのか?」
気になって続けて聞いてみる。
「居るには居やすけど…」
「先生、悪い事は言いませんから、あいつの事は放っておいた方がいいですよ。…どうせ教室に来いって言っても聞かねーだろうし」
少し答えにくそうな沖田に代わって今度は土方が答えた。
よほど手の付けられない不良らしい。
「ありがとう。けど一度は挨拶しておきたいからさ。居場所が分かるならそれだけでも教えてくれないか?」
「…まぁ、それくらいなら」
少し渋ったが土方は居場所を教えてくれた。
今日はまだこの後授業があるし、昼休みにでも行ってみよう。
二人にお礼を言い教室を後にした。