【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第4章 ご対面
初めての3年Z組での世界史授業。
緊張のあまり所々つまずいてしまったが、
なんとか最後までやり遂げた。
問題児が多いって聞いていたけど、みんな基本的には良い子だな。
授業の合間合間にボケ合戦が始まってしまう事を除けば、
みんな素直で良い子が多い事に安心しながら名簿を見つめた。
ただ変わった子が多いだけなんだ…うん。
そんな事を考えていると、ふと一人の生徒の名前に目がいった。
[高杉晋助]
そう言えば、この子にはまだ一度も会ってないな。
教室には全く来ていないようだが、何か事情でもあるのだろうか。
気になって生徒達に聞いてみる。