第4章 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
「私と踊っていただけませんか?」
「喜んで。」
驚きながらも、流れている音楽に合わせて踊りはじめる。
「皆の姫を独り占めするのはいい気分だ。」
セブルスは小さい声で言った。
「私も、セブルスと踊れて楽しい。」
「踊りはあまり慣れていないな。」
「....はは。ノーコメント。」
セブルスはしっかりリードしてくれた。
私はリズムに合わせてステップをふんだり、ターンしたり。
曲が終わると、テラスのベンチに腰掛けた。
「そのドレス、よく似合っている。」
「ありがとう。」
シリウスとリーマスが買ってくれたんだけど、センスがいい。
「……昔読んだことのある本にリエルという花の姫の話があったような気がするが、まさにその姫のようだ。」
「ふふっ、ありがとう。そんなに褒めても何も出ないけどね?」
きっと、シリウスもその本を持っていると言ったら、セブルスの気が悪くなる。
「我輩は戻る。くれぐれも、気をつけるように。」
「うん、お休みセブルス。」
パーティー会場に戻ると、セドリックはまだ女の子たちに捕まっていた。
何か飲もうかとグラスに手を伸ばす。
その手が急に引っ張られ、そのままダンスになる。
「ジョージ!」
ジョージが私の手をひいたんだ。
「やっとリエルと踊れるよ。」