第4章 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
寮に戻るだけで一苦労。
1人が終わるとまた1人。
何人も申し込んでくれる。
断るのも申し訳ないんだけど、先約がいるから仕方ない。
それに、誰にも申し込まれないよりはぜんっぜん嬉しい。
「セドリックと踊るんでしょ?」
「うん。一緒に行かないかーって誘われて、断る理由もなかったからね。」
「ねぇリエル、あなた好きな人とかいないの?」
「好きな人、かぁ。いないな。」
「綺麗なのにもったいないわね。」
「ハーマイオニーだってめっちゃくちゃ綺麗じゃん。好きな人はロン?」
「バ!バカ言わないで!!」
そのまま足早に行ってしまうハーマイオニーを追いかける。
クリスマスのダンスパーティーまであと2日。
セドリックと踊ることになったことをなぜかほとんどの生徒が知っていた。
「ねぇ、リエルの話を聞いた?」
「うん。すごいわよね。もうたくさん申し込まれてるけど、踊る相手は決まってて、セドリック・ディゴリーだって!」
「美男美女で羨ましいわぁー!でも、ハーマイオニーの話だと、セドリックより先に誰かが申し込んでたら、リエルはOKしてたって!」
「やっぱりホグワーツやダームストラング専門学校の生徒じゃ物足りないのかしら?」
あー、聞こえない聞こえない。
めんどくさい噂が飛び交っていた。
特にきにしないふりをして部屋に戻る。
イライラする。