第1章 ハリー・ポッターと賢者の石
今日からホグワーツの1年生になる。
それと同時に、私がハリーの双子の妹であることが魔法新聞によって公表された。
これまで何度かハリーと文通をした。
直接会うことはできなかったから、文通。
ハリーはもちろん戸惑いもあったし、驚いてたし、素直な気持ちをお互い綴った。
顔を合わせるのは初めて。
キングクロス駅でリーマスが見送りをしてくれた。
向こうに着けばアルバスもセブルスもハグリッドもいる。
「しっかり学んでおいで。」
「うん、行ってきます!」
9と3/4番線からホグワーツ特急に乗り込み、空いてる席を探す。
男の子が2人で座っている場所があった。
「ここ、座ってもいい?」
「いいよ!」「もちろん!」
よかった。
いい人たちだ。
「僕はロン。ロン・ウィーズリー。」
「あ、モリーとアーサーの子だ!ロンね。たくさん話は聞いてるよ!」
「えっ!父さんと母さんの知り合いなの?僕の話って……?」
ロンと会えた。
モリーとアーサーに今度言わなくちゃ。
「僕はハリー。ハリー・ポッター。」
....ハリー・ポッター....。
「.......じゃあ、君が私の兄弟?....私は、リエル・ポッター。」
「君がリエル?.....こんな早く会えるなんて、思ってもなかったよ!ずっと会いたかった!」
「私も!ハリー。」
お互いを抱きしめる。
「えっ、じゃあ、君が噂のリエル・ポッター?どおりで僕のこと知ってるわけだよ!」