第4章 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
次の日。
記憶に残る中で初めての動物園。
マグルの格好をして、でかける。
私はよくマグルの服を着るから慣れてるけど、シリウスは慣れてない。
「着なれない服を着るのは、あまり嬉しいことではないな。」
「でもすっごく似合ってるよ?」
リーマスも着替え終わったみたい。
3人で動物園にはいる。
シリウスとリーマスと私。
他の人から見たらどんなふうに映るんだろう?
「どうしたリエル?」
「ん?あのね、他の人から見たら私たちはどんなふうに映るんだろうって。親子かな?」
「親戚ってところじゃないか?」
親戚か。
お父さん2人、には見えないか。
ていうか、複雑な関係か。
「うわ!ライオン!虎だ!本物初めて見た!!おぁっ!猿!!ワニだ!」
走り回る私に、2人はゆっくりついてくる。
「キリンだ!首長い!!ゾウだ!おっきい!!」
あっちを見てこっちを見て、すごく楽しい。
「リエル、あそこに行こう。」
シリウスが指さしたのは爬虫類博物館。
「うん!!」
爬虫類博物館は少し暗くて、匂いがキツい。
一匹のニシキヘビに目がいった。
じーっと私を見つめてくる。
私も見つめ返す。
どことなく、寂しそうな蛇だった。
すると、突然蛇が私に向かってお辞儀をした。
「リエル......?今、何て言ったんだ?」
「え?....何も言ってないよ?」
「いや、確かに聞こえたよ。れっきとしたパーセルタングだった。」
シリウスとリーマスは私を驚いた目で見つめる。
「リエル、その蛇を踊らせたいと思ってみてくれ。」
リーマスがニシキヘビを指さして私に言う。
ねぇ、お願い、踊って。
すると、なんとニシキヘビは身体をクネクネさせて踊っているではないか!
「今、自分が喋ったのは分かったかい?」
「ううん。私、黙っていたよ?ただ心の中で踊って欲しいって願っただけだよ?」