第4章 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
リーマスと話をして、リエルの部屋に向かった。
開けっ放しのドアから部屋を見る。
リエルはベッドによりかかり、膝を抱えて座っていた。
「リエル。」
ビクッと肩を震わせて笑顔を向けた。
「どうしたのシリウス?」
「....何があったんだ?」
俯くリエルの隣に同じように座り込む。
「大丈夫だ。何も心配することはないから、話してごらん。」
「........部屋に入ったら、ヴォルデモートの声が聞こえた。私が過ごしているこの生活は理想であり、夢だって。げ、現実は、私と過ごしていた人が死んだって事だけで、.......これから一緒に過ごす人も、死ぬって....。」
平然を装うリエルだが、心の内でどれほど怯えているだろうか。
リエルの横顔を見る。
ん?
昔から覚えていた違和感の理由がわかった。
この子は、いつも笑顔じゃないか。
一度も泣いた姿を見ていない。
泣くのを我慢しているのか?
「.....リエル、自分を押し殺してはいけない。」
「押し殺してなんてないよっ?」
立ち上がり、ベランダの方に歩いていったリエル。
「なぜ私の目を見ないんだ?」
「っ.......そんなこと、ないよ。」