第4章 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
「....っ、そうだシリウス、アルバスを呼んで?」
「リエル、もう少し休んでからの方がいい。」
「忘れないうちに話しておきたいの。」
「じゃあ、私がダンブルドアに伝えておく。」
シリウスは床にしゃがんだ。
話を聞こうとしてくれてる。
「....今、夢を見たの。どこか嫌な気配がする墓場のような場所をさ迷って歩いていた。そこで見たのは、ハリーとセドリック・ディゴリー。トロフィーのようなものが光ってて、ハリーはそれを泣きながら掴んでた。その隣にはセドリックが.......セドリックが、死んでいた。」
シリウスが息を呑んだのがわかった。
「トライ・ウィザード・トーナメント?」
シリウスは私にそれについて話してくれた。
「ハリーとリエルが危険に晒されるだろう。」
「その試合を狙って、私たちが危険に....。そうだ、片目に青い義眼をしていて、左足は義足だった人って分かる?」
「マッド・アイのことか?」
「その人が危険かも。本物じゃない....。」
「そんなこと」
「無くはないでしょ?ポリジュース薬を作って飲んでた。顔はわかるけど、名前がわからない。」
また、ホグワーツに危険が迫ってる。
「約束してくれリエル。危険なことはしないと。危険が迫ったら逃げると。」
「私は大丈夫。ありがとうシリウス、心配してくれて。」