• テキストサイズ

ハリー・ポッター もう一つの物語

第4章 ハリー・ポッターと炎のゴブレット





『ここ、どこだろ....』


墓場のような場所をさ迷って歩いていた。

傷が痛む。
なんでかな?


何か、トロフィーのようなものが光ってる。

それを泣きながらハリーが掴んでる。
その脇には、男の子が....。

あれは、ホグワーツの生徒?


セドリック・ディゴリー?

何度か話をしたことがある。


目を見開いたままの彼は、きっと....






「リエル!」

「シリウス....?」


じゃあ、今のは夢?
ベッドの上で半身を起こす。

「私、どうしたの?」

「指輪が割れたのと同時に、我々は総理の部屋に姿くらましをしていた。きっとダンブルドアが仕掛けていたんだろう。そこで目にしたのは、気を失った総理と、倒れていたリエルだった。」

「私、何で倒れたのかな?プロテゴホリビリスを使ったから?」

「いや、ダンブルドアはこう言っていた。感情の高揚が力を爆発させた、と。」


感情の高揚....

「.......ルシウス・マルフォイ。あいつが10年前、義父さんと義母さんを殺した男なんだ....。今日初めて見て、思い出した。」

「それで感情の高揚か。」

「....殺そうと思った。でも、ドラコの顔がうかんで、あんなやつでも人の親だからって思って、殺せなかった。」


シリウスは優しく私を抱きしめた。

「大丈夫だ。それで良かったんだ。君が手を汚して、喜ぶ者なんていない。」




/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp