第4章 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
「リエル、くれぐれも気をつけなさい。」
「ありがとうリーマス。大丈夫だよ、何もなく終わらせる。」
「無理をしないでくれリエル。何かあったらすぐに連絡してくれ。いいね?」
「シリウス、ありがとう。連絡がないことを祈ってね?」
2人を抱きしめ、アルバスについていく。
「おぉ、君が新しい秘書かね?」
「総理、この子は君の新しいボディーガードじゃ。秘書ではないぞ。」
「ボディーガード?この女の子が?」
アルバスと総理は何か話している。
「リエルじゃ。」
「2日間、よろしくお願いします。」
「何かはわからんが、君からは不思議な雰囲気がするな。」
総理は私の頭に手を置き、私をじっと見た。
「では、わしは行くとするかの。リエル、任務が終わり次第この指輪にある呪文を言うのじゃ。それから、危険がおきたらこれを割るのじゃ。」
「わかった。」
アルバスは私に指輪を渡した。
総理の後ろを、私はできるだけついてまわった。
1日が終わり、最後の2日目を迎えていた。
2日なんて早すぎる。
「総理、お客人がお見えになっております。」
「客人?今日はなんの予定もないはずだが....。」
「プロテゴホリビリス。」
総理に小声で魔法をかける。
なんとなく、嫌な気配がする気がした。
「お客人を通してくれ。」
私は透明マントをかぶり、ドアのすぐ近くに立った。