第3章 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
私が駆けつけると、そこには倒れたハリーとシリウスがいた。
すぐに人間に戻り、2人に駆け寄る。
「シリウス!!ハリー!!」
2人をホグワーツに連れていかなきゃ……!
ちょうどセブルスも駆けつけた。
「リエル!怪我はないか?どうしてあんな無茶をしたんだ!」
「ごめんなさい。....セブルスお願い、ハリーを医務室に連れて行って。私はシリウスを連れて、アルバスに話をしなきゃ。」
もう一度動物もどきになり、シリウスを背中にしっかり担ぐ。
そのまま走ってホグワーツに入った。
医務室に入ってから人間に戻る。
「リエル?何があったのじゃ?」
アルバスがいた。
「シリウスじゃないの!ピーター・ペティグリューがお母さんとお父さんの住処をヴォルデモートに教えたの。死んだふりをして生きてた。シリウスじゃない!」
「落ち着くのじゃリエル。ディメンターがホグワーツに入らんよう、シリウスは塔の牢屋に入れねばならん。」
「どうして!?シリウスは悪くないっ!」
「わかっておる。じゃが、子供の言葉は信じてもらえん。罪なき命を一つ残らず救うのには、時間を戻さなければならん。」
だからハーマイオニーとハリーはあそこにいたんだ.......
「....わかった。必ず救って見せる。」
リーマスと戦った傷が痛む。
でも、シリウスを何としてでも助けなきゃ。