第3章 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
《リエルside》
授業でドラコが怪我をして、大問題になっていた。
ハグリッドは何とかクビにはならなかったが、バックビークはどうなるか分からない。
「バックビーク....。」
私は1人、バックビークに会いにきて、餌をあげていた。
「大丈夫。守るから。」
バックビークを抱きしめる。
「リエル?どうしたんだ?」
「ハグリッド!!....バックビークは、どうなるの?」
「.......こんなとこ、来ちゃいけねぇ。シリウス・ブラックがうろついてるかもしんねぇ。」
シリウスはそんな人じゃない。
....言葉を噛み締め、ハグリッドを見る。
「バックビークは私が守るよ。大丈夫。要件はそれだけ。またね!」
走って校舎に戻る。
門の前で立っている人が.......リーマス?
「リエル、フクロウについて聞きたいんだが?」
「フクロウ?....何のこと?」
....もしかして、シリウスのフクロウのことじゃ....
「じゃあ聞こう。心が繋がっているというのは、どう言う意味かな?」
「.....そのままの意味だよ。」
「はぁ、君は強情を張るのが得意だ。だから率直に聞くよ。シリウスのフクロウで話をしていたんだろう?」