第3章 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
アーサーは少し考え事をした後、大丈夫と言ってどこかに行った。
ハリー達とキングクロス駅に来た。
「あれ?リーマスがいない....。」
「見送りの人?道に迷ったんじゃない?」
「ううん。もともとここに通ってた人だから、迷うことはないと思う。」
少し心配になりながらも、汽車に乗り込む。
「ここしか空いてないわ。」
1人の男の人が座る席。
「眠ってる?」
「えぇ。」
ハリーはおもむろにドアを閉め、小声で話始める。
「えっ!?じ、じゃあ、シリウスは君とリエルを殺しに来るってこと?」
「そんなわけないでしょ。シリウスはお父さんの親友。友だけは裏切らないシリウスがそんなことするはずないじゃん。」
「なぜそこまで詳しいの?リエル、あなた命を狙われているかもしれないのよ?」
「シリウスとは時々話していたから。だから分かる。シリウスはそんなことをする人じゃない。」
「話していたって、どういうこと?」
ハリーが私に問う。
「シリウスが飼っているフクロウを、今は私が世話をしてるの。誕生日や私に危険が迫った時、シリウスは必ずフクロウに乗り移って私と話をしてくれる。私にとっては、大切な人なんだよ。」