第3章 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
あれからしばらくして、私も13歳になった。
今年からまたホグワーツに行っていいことになって、すごく嬉しい。
「リエル!」「リエル!あなた、大丈夫なの?」
「ハリー!ハーマイオニー!ありがとう、もう大丈夫だよ。」
ウィーズリー家とも合流する。
アーサーに手招きをされた。
「リエル、シリウスが脱獄した。」
「えっ!?でも、アズカバンを脱獄なんて、どうやって?」
「分からない。でも、リエルとハリーに危険が及ばないようにするつもりだ。」
「シリウスがそんなことするはずないでしょ?」
「シリウスは.......君たちの両親の住処をヴォルデモートに教えたんだよ?」
「シリウスじゃないよ。夢で見た。ヴォルデモートが言ったの。シリウスじゃないって。」
「何だって?」
「だから、シリウスじゃないって言ったの。シリウスは昔から私たちを心配してくれてた。なのに、そんなことするはずないじゃん。」
「どうしてシリウスが心配していたと思うんだ?」
しまった....。
フクロウと話していることは、誰にも言わない秘密だった。
「.......通じてるから。心がシリウスと通じてるから。」
「シリウスとリエルが?」
「そう。」