第2章 ハリー・ポッターと秘密の部屋
料理を食べ、皆が帰る。
もうそろそろ来る頃だろうと思ってベランダに立つ。
「.......遅くなった。」
「セブルス!やっぱり来てくれた!」
いつもどおり黒い格好で現れたセブルス。
「おめでとう、リエル。」
綺麗に包まれた箱を私に差し出すセブルス。
「ありがとう!」
開けてみると、中に入ってたのはお花。
「綺麗!これ、枯れない魔法がかけてあるんだね!ありがとう!」
セブルスはほんの少しだけ笑うと、私の頭を撫で、すぐにいなくなった。
「リエル?外に出てどうしたんだ?」
「ううん、少し夜風に当たりたかったの。」
リーマスがきたんだ。
気づかなかった。
部屋に戻り、フクロウをケージから出す。
シリウスもそろそろ来てくれるだろうと思ったから。
「リエル、ハッピーバースディ。」
「ありがとうシリウス!」
やっぱり来てくれた。
嬉しい!
皆が私の誕生日をお祝いしてくれて。
「シリウス、私ね、騎士団に入ることが決まったの。」
「リエルが騎士団に?.....ダンブルドアは何を考えているんだ?」
「騎士団に入れば、私を守るということだって。」
「....そうか。まぁ、ダンブルドアが考えたなら、私は否定しない。」