第2章 ハリー・ポッターと秘密の部屋
それから毎日自分の力を抑えるために勉強をした。
でも、そんなことは簡単にできない。
今までの歴史上、自分の力を抑えることを考えた人なんていなかったから。
だから、どうにかして身につけなきゃ。
「あぁもうっ!!どうして力を抑えらんないの!?」
「これこれリエル、そう怒るでない。」
「アルバス!アーサー!どうしてここに?」
自分の部屋で力を抑えようとしていたら、アルバスとアーサーが来た。
「少し、話をしてよいかの?」
「うん。」
リーマスを呼び、キッチンのテーブルに座る。
「リーマス、リエルを騎士団のメンバーに入れようと考えておる。」
「反対だ!リエルをそんな危険なことに巻き込むなんてっ!それに、未成年と学生は入れないはずだっ!」
「落ち着けリーマス。アルバスも私も、リエルを危険な目に遭わせようという気はない。」
騎士団?
私がそのメンバーに?
でも、何で私?
「リエルを騎士団に入れるということは、騎士団でリエルを守るということじゃ。それに、リリー・ポッターとジェームズ・ポッターがおった場所じゃ。リエルに危険が及ぶことはないじゃろう。」
「だけどっ!」
「私、入る。」
「リエル!」
リーマスは私を心配してくれている。
「大丈夫だよリーマス。今までと変わらない。危険なことなんてないんだよ。お願い。」
「.......くれぐれも気をつけなさい。いいね?」
「うん。気をつける。」