第2章 ハリー・ポッターと秘密の部屋
『リエル、お前は頭のいい子だ。この世を支配するのに必要なものが何かわかるだろう?力だ。我輩の力をもってすれば、この世を支配することなどたやすいことだ。しかし、1つ心配なのは』
「私の力がお前より優れているかもしれないということ。」
『そのとおりだリエル。賢いお前ならわかるだろう?誰がこの世を支配すべきかを。』
「アルバス・ダンブルドアは、お前より上の力を持っている。お前が殺せるはずが無い。」
『老いぼれたじじいに興味はない。お前だリエル。我輩はお前が欲しい。ハリーではなく、お前が欲しいのだ。』
「あいにく、私はお前と手を組む気はない。それに、お前は二度も両親を殺した敵だ。」
『はっはっはっはっ!お前の両親の住処を我輩に教えたのはシリウス・ブラックではなくピ...』
「リエル!」
「っ!」
リーマスの声で目が覚めた。
「随分と魘されていたよ。……ハリーに守りの呪文をかけたんだって?本当はだいぶ具合が悪いんじゃないか?」
「少し....。」
「リエル、よく聞きなさい。君は力を使い過ぎている。少し休まないと身体がもたない。2年生のホグワーツは行かせられないよ。アルバスとも話をした。この1年、君が自分の力を抑えることを身につけ、身体を休めるためにつかうと。」
「.......分かった。」
「でもよくプロテゴホリビリスを使えたよ。あれは熟練者じゃないと使えないのに。大したものだ。」
「たまたまだったんだよ。きっと。」
「もう一度やろうと思ったらできるさ。」