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ハリー・ポッター もう一つの物語

第1章 ハリー・ポッターと賢者の石





リエルはブラック邸で育ち、元気な女の子へと成長していった。
強力な魔法の力を持って生まれたリエルは自分の力を抑えきれない時があった。


彼女に力を抑えることを教え、娘のように育てたのはリーマス・ルーピンだった。




リエル6歳
《リエルside》


「ねぇリーマス、どうしてシリウスは悪いところにいるの?」

「……おいでリエル。」


リーマスは私を両手で抱き上げて膝の上に座らせた。



「シリウスはリエルのお父さんの親友だったんだ。悪いことはしてないよ。」

「じゃあ、どうしてアズカバンにいるの?」

「……きっと、皆がシリウスを悪い人に仕立て上げているんだ。だからリエルだけは信じてあげて欲しい。シリウスは君の名付け親だから。」


私の名付け親。

「リーマス、私のお父さんとお母さんはどんな人だったの?」

「リリーはとても優しく、とても美しい人だった。ジェームズはシリウスと悪さばかりしていたさ。いたずらの名人でね。」


私の両親の話をするリーマスはとても楽しそうで、それでいて、とても寂しそうだった。


でも、いつも誇らしげに話してくれる。






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