第1章 ハリー・ポッターと賢者の石
終業式。
私たちの点が加点され、グリフィンドールは見事1位になった。
帰りの汽車に乗る時間。
「「ハグリッド!」」
「リエル!ハリー!....何も言わずに行っちまうのかと思った。」
ハグリッドはポケットから何かを取り出した。
ハリーにはアルバムのようなものを渡し、私には何か、本のようなものをくれた。
「元気でな、2人とも。」
「うん、ハグリッドも元気でね。」
私はハグリッドにハグをする。
「バイバイ、ハグリッド。」
ハリーも同じようにハグをした。
汽車に乗り込む。
「なぜ兄妹と分かったのにバラバラに暮らすの?」
ハーマイオニーが私たちに言った。
「そりゃあそうさ。リエルは今までハリーの双子だということを隠して生きてきたんだ。いきなりハリーの親戚の家に行ったらビックリするに決まってるさ。」
ロンが当たり前だというように言う。
確かに、バラバラで暮らすのはあんまりいいことじゃない気がする。
でも、アルバスやリーマスがそうさせないのには力の強さ以外にも訳があるはず。