第1章 ハリー・ポッターと賢者の石
クィレル先生は砂になった。
何でかは分からない。
特に呪文も使ってない。
「アルバスに......伝えなきゃ....。」
プロテゴホリビリスを使ったからか、身体が重い。
私はそのまま意識を失ってしまった。
「.......っ。」
「おぉ、起きたかの?」
「ハリーは!?」
「君より早く気がついてな。大丈夫じゃ。」
....よかった。
ここは、医務室?
「ハリーがいたってことは、ハーマイオニーとロンもいたんだよね?2人は!?」
「2人とも元気じゃ。」
「....何で私、倒れたの?」
アルバスはベッドに腰掛けた。
「あの部屋で、倒れたハリーとリエルを見つけたとき、ハリーには強力な守りの呪文がかけてあった。君じゃな?」
「....うん。ステューピファイをかけてハリーを気絶させた。その後に守りの呪文をかけたよ。....アルバス、不思議なことが起きたの。」
「何じゃ?」
「あの部屋で私がクィレル先生に触れたとき、クィレル先生は粉々になってしまった。」
「.......そうじゃな、ゴドリックの谷でご両親が亡くなったとき、母親のリリー・ポッターは君たちを命に代えて守った。そのとき、最も強力な魔法がかかったのじゃ。」
「....愛?」
「そうじゃ。それによって、ヴォルデモートは君らに手出しができなかったのじゃ。」