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ハリー・ポッター もう一つの物語

第1章 ハリー・ポッターと賢者の石





「ただいまリーマス。」

「リエル!怪我はもう大丈夫なのか?まだどこか痛まないか?」


驚いて何歩か後ずさる。

「だっ、大丈夫。」

「嘘はついていないね?」

「うん。本当に大丈夫。」


アルバスがリーマスに伝えたのかな。


ドーラはいない。

「夕御飯にしようか。」

「リーマス、ヴォルデモートはまた戻ってくるよね?」

「.......どうしてそう思うんだい?」

「本人がそう言ったから。復活して、完全に復活したら私を殺しに行くって。」

「大丈夫。そんなことはさせない。」

「ありがとう。でも、やつは戻ってくる。そうでしょ?」

「......リエル、君がそんなことを心配する必要は無い。気にしなくていいんだ。」


リーマスは優しいし、心配症。
でも、リーマスも不安だっていうことは、すぐにわかる。

私を心配してくれているからそんな顔をするんだよね?


この最近、体調が優れないのはあいつのせい。

でも、何で体調が悪いかはわからない。


「リエル?食欲がないのかい?」

「うん、少し...。風邪でもひいたのかな?」


これ以上、リーマスに心配はかけられない。




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