第1章 ハリー・ポッターと賢者の石
「リエル!どうして君が!」
ハリー....。
「何でクィレル先生が.......」
「見てのとおり、そいつの頭の後ろにヴォルデモートが寄生してるってわけ。ハリー、危ないから逃げて。」
「君こそ逃げなきゃリエル!」
私こそ?
女だから?
嫌に決まってる。
ふと鏡を見る。
私が見えたのは、ハリーが賢者の石を持つ姿。
それが、私が望むこと?
「ステューピファイ!」
ハリーに失神呪文をかける。
「ごめんハリー。失いたくないが故に、こうするしかない。」
ハリーのポケットから賢者の石を取り出す。
「自分を犠牲にして、ハリーを助けるのか?」
「自分を犠牲にして?まさか、私もハリーも助かるんだよ。」
『殺せ!!』
クィレル先生が手を伸ばして向かってくる。
「プロテゴホリビリス!」
ハリーに守りの呪文をかける。
「ほう、その歳にしてもうその呪文が使えるとは。」
「あっ.......くっぁ....」
クィレル先生に首を締められる。
「あぁっ!何だこの魔法は!?」
私にもわからなかった。
クィレル先生の手を触ったら、その手が粉々になった。
何で?
とりあえず、倒さなきゃっ....!!
「ヴォルデモート!この次会うときはもっと強い奴に寄生するんだな!!」