• テキストサイズ

ハリー・ポッター もう一つの物語

第1章 ハリー・ポッターと賢者の石





『父と母に似て頭がいい子だ。』


ヴォルデモートの声が響く。

「やっぱ、あなたが協力者だったんだね、クィレル先生。」

「いつからきづいた?」

「さっきも言った通り、入学当初から。セブルスも疑ってたよ。」

「スネイプ.......。あいつは私を常に監視していた。」


知ってる。
常に目を光らせていたのも。

「ハロウィンの騒ぎも、あなたが。」

「あぁ。あの日、全員が女子トイレに向かったのにスネイプだけは違った。」


さすがセブルス!

『直接話をさせろ。』

「しかし、あなた様はまだ弱っております。」

『そのくらいならできる。』


ターバンをゆっくり外していくクィレル先生。

「久しぶりだな、リエル・ポッター。」


頭の後ろに、ヴォルデモート....!?

「なんともまぁ、無様な姿だね。」

「あの日、お前たち兄妹に体をボロボロにされ、今は人に寄生せねば生きることもできん。」


私たち兄妹じゃない。

お母さんの力だ。


「あいにく、私は賢者の石を持ち合わせてない。殺すなら今のうちだよ?」

「今はいい。体が戻ったらすぐにわしのこの手で殺しに行く。」




/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp