第1章 ハリー・ポッターと賢者の石
ホグワーツに戻ってから少しして、ニコラス・ブラメルについて最も強力な情報を得た。
「フラッピーが守ってるのは賢者の石よ。賢者の石は全てを黄金に変え、命の水を作り出す。」
「なるほど。」
ユニコーンの血でなんとか生き延びているヴォルデモートが賢者の石で完全に復活しようとしているわけだ。
クィレル先生の監視を強化しなきゃな。
「今日、賢者の石を探しに行こうと思う。」
ハリーの声が聞こえる。
私はわざと離れて聞き、様子を見ていた。
ハーマイオニーとロンも賛成したようだ。
夜。
昔、クリスマスプレゼントにアーサーから貰った透明マントをかぶり、クィレル先生の後を追う。
先生から離れて4階の廊下を歩き、気づかれないように追う。
いや、向こうはもう気づいてるかも。
警戒していかなきゃ。
仕掛けをくぐり抜け、やってきたのはあの鏡の前。
心の奥底で一番強く望むことが写る鏡。
「私の後を追ってきたか。」
「やっぱり気づいてたんだ....。あなたのことは入学当初から怪しんでたんでね。今日、ハグリッドからフラッピーの鎮め方を知った日に、すぐ動くと思ったんだ。」