• テキストサイズ

ハリー・ポッター もう一つの物語

第1章 ハリー・ポッターと賢者の石





「リエル.......。」


困ったような顔で私を見るフクロウ。

「シリウス、大丈夫だよ。セブルス、本当に優しいよ?」

「私は心配だが、君が信用しているなら、少しは....。」

「シリウス、私、どんどん力が強くなってる気がするの。」

「力が?」

「怖い夢を見たとき、ガラスが割れる音で目が覚めたの。起きたら、私の部屋にあった全てのガラスが割れていた。」


あれはきっと、魔法の力のせい。

「.......そうか。だが怖がることはない。きっと抑える力もつくはずだ。」

「そうかな?」

「そうさ。....もう時間がない。リエル、くれぐれも気をつけなさい。いいね?」

「うん!またね。シリウスも、きっと私がアズカバンから出してあげるから!」


もう一度私の頬にすり寄る。

もうフクロウは元の瞳の色に戻っていた。


もう少しでホグワーツに戻る。

それまでに、力を抑える力をどうにかしてつけなきゃ。



/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp