• テキストサイズ

ハリー・ポッター もう一つの物語

第1章 ハリー・ポッターと賢者の石





「ねぇ、リエルが初めてここに来た時のこと、覚えてる?」

「忘れるわけないさ。」


リエルは、ここに来たとき、誰にも心を開かなかった。

幼い頃に二度も周りの人間を殺されている。
無理はない。


ご飯も食べず、水も飲まずでかなり大変だった。

自分の子供もいるのにモリー・ウィーズリーが毎日来てくれて、ご飯を何とか食べさせた。


モリーのアイディアで動物園にリエルを連れていった時だった。

ヘビのケージの前で止まり、ヘビに話しかけたリエル。


あの時は本当に驚いた。

まさか、リエルがパーセルマウスだとは思ってもみなかった。


『リエルは、ヘビと話せるんだね。』

『魔法使い、なれる?』

『もちろん。君のお父さんもお母さんも、立派な魔女と魔法使いだったんだ。』


これがリエルと交わした初めての会話。



「リエルも元気に育ってくれて.......本当によかったわ。今より小さい頃は、大変だったものね。」

「身体が弱かったからな。」


よく病気にかかり、看病した。

この子は、絶対に守る。
ジェームズとリリーに変わって、私が守る。


そう誓った。

だから、セブルスとリエルが話しているときはヒヤヒヤした。




/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp