第1章 ハリー・ポッターと賢者の石
「どうして私を呼んだの?」
「.....4階の部屋に近づくな。」
「近づいたことはないよ。」
「そうか......。」
「あの部屋にあるものをクィレル先生が狙ってる。そうでしょ?」
セブルスもわかってるはず。
「リエル.......。」
セブルスが私を抱きしめた。
時々、セブルスはとても悲しそうな顔で、とても疲れた様子で私を抱きしめることがあった。
「リリー.......」
お母さんの名前....
「セブルス、私はリエルだよ?」
「.......っ、あぁ、すまない。」
「ううん。....私、もう行くね?」
セブルスの部屋を出て寮に戻る。
「リエル!心配してたのよ?」
「ハーマイオニー、ありがとう。」
「どこに行っていたの?」
「えっと、救護室に。」
ハリーもロンもハーマイオニーもあまりセブルスが好きじゃないらしい。
優しいんだけどな。