第8章 ハリー・ポッターと死の秘宝Part2
「やぁリエル、ジョージ。」
ハリーがジニーと共に挨拶してくれる。
「はいハリー。アルバスの入学おめでとう。」
「そっちも、シリウスの入学おめでとう。」
次男坊であるアルバスは今年入学した。
兄のジェームズとは対照的に内気で物静かな少年だった。
でも、シリウスとは仲良くしてくれている。
「この子は来月だったっけ?」
「早ければ今月中なの。3人目の男だから大変になりそう。」
「ママが手伝いに行くって言ってたわ。」
ジニーが言う。
そう、私たちは全員家族になった。
昔ジニーが言った通りだった。
ロンはハーマイオニーと、ジニーはハリーと、ジョージは私と結婚した。
私から見ると、ロンは義弟にあたり、ジニーとハーマイオニーは義妹にあたる。
子供たちが近い世代だから、よくみんなで集まる。
ハーマイオニーとロンには娘のローズと息子のヒューゴがいる。
ローズはアルバスとシリウスと同い年で、今年入学した。
そういえば、モリーとアーサーは家族が増えに増えたということになる。
ハーマイオニーとロンは2人の子供がいて、ハリーとジニーには3人、私のところが4人目がいるから……9人?
モリーはクリスマスにたくさん毛糸を使うだろう。