第1章 ハリー・ポッターと賢者の石
ハリーが魔法をかけられた。
すぐに分かった。
先生が座る席を見ると、クィレル先生が瞬きせずにハリーを見つめていた。
セブルスも同じく瞬きをせず、呪文を解くための呪文をかぶせてる。
口元を見たらすぐに分かった。
セブルスがハリーを助けようとしてくれている。
ハリーを助けたいけど、クアッフルを取らなきゃ。
ハリーを横目にクアッフルを奪う。
「リエル!よけろ!!!」
フレッドの声がした。
すぐ横にブラッジャーが迫っている。
すぐにホウキの向きを変え、反対方向に飛ぶ。
間一髪でブラッジャーから逃げられた。
「ハリー!!」
ハリーが地面に落ちる。
気持ち悪そうにお腹を抑えた。
そして、口から出したのは.......スニッチ。
「ハリー・ポッター選手がスニッチをとった!!グリフィンドールの優勝です!!!」
「いぇーいっ!!!」
選手皆で喜ぶ。
セブルスの方をチラッと見ると、一瞬だけ安堵した顔をしてすぐに真顔に戻った。
「最高だよ、ハリー。」
「君もだよリエル!僕が取る前もリエルがたくさんの点をいれてくれてたから、スニッチを取れていなくても優勝できてた。」
その後、ハリーの胴上げが行われた。
オリバーがスリザリンの選手によって気絶させられてしまったが、いい報告ができる。