第6章 ハリー・ポッターと謎のプリンス
「どうして無茶ばかりするんだ!」
「あの女は必ず殺す。それが私の目の前に自ら姿を現した。これは、チャンスだと思ったから。」
「どうして自分の身を危険に晒す!」
「僕もリエルも、もう子供じゃない。自分で何かをすることだってできるから。」
「君たちはまだ子供だ。次からは気をつけるように。いいね?」
バリーン!!
「隠れ穴の方だ!」
3人で駆け出す。
隠れ穴から火が出ていた。
幸い、みんな逃げられていたようだが……。
「……許さない。」
ホグワーツに戻る時、気分はいつものように楽しくならなかった。
「リエル、チョコレートなんかどう?」
ハーマイオニーは私を気遣って話しかけてくれる。
「うん、ありがとう。」
「あなた、今日は考えすぎよ。」
「ごめん。戦法を何個か考えてたの。」
「なんの戦法?」
「クディッチ。」
本当は違うけど、そう言っておいた。
ハーマイオニーにこれ以上心配かけたくないし。