第6章 ハリー・ポッターと謎のプリンス
その時だった。
バリーンッ!!!
ガラスが割れた音がし、私とジョージはすぐに辺りを見回す。
「ベラトリックス・レストレンジ……!」
屋根から飛び降り、地面に着地するとすぐにベラトリックス・レストレンジを追った。
「リエル!危険だ!戻って!」
ジョージの静止なんて聞かなかった。
「死んだ死んだシリウス・ブラック!はっはっはっはっ!捕まえる気かい?」
許さない。
「クルーシオ!」
「きゃっ!」
ベラトリックス・レストレンジに当たるも、少しかすっただけだったようだ。
「私らはあんたを殺すために来たわけじゃない。あんたを仲間にするためにここに来たんだ。」
「仲間になる気は無い。」
「あの方はお前を欲しがっているのさ。」
「私はお前を許さない。だから仲間にもならない。」
「生意気な口きくんじゃないよ!あんたを殺さないのはあの方に禁止されているからさ。それがなきゃとっくに殺してるんだからね!」
「リエル!」
「ハリー!」
「来たねハリー・ポッター。あんたは死ぬ。」
「アバタケダブラ!」
私が唱えるも、当たらない。
「今日はここまでにしておこうさ。私らはまたあんたを仲間に入れるために来るよ。はーっはっはっ!!」
姿くらましをするデスイーターの2人。
「ハリー!リエル!」
リーマスが走ってくる。
「怪我は!何も無いか?」
「私は大丈夫。」
「僕もだよリーマス。」