第6章 ハリー・ポッターと謎のプリンス
ケイティーはやはり呪いをかけられ、ネックレスをアルバスに届けるつもりだったらしい。
マクゴナガル先生に呼ばれ、私たち4人は教室にいた。
「どうして事件が起きる度にあなた方4人なのですか。」
「僕もそれ、6年間ずっと不思議に思ってました。」
ロンの言葉に私も心の中で頷いた。
「我輩を、お呼びですかな。」
セブルスが来た。
ネックレスにはかなり強力な呪いがかけられていたらしい。
ケイティーは命拾いをしたとセブルスは言う。
「ドラコだ。」
ハリーは突然そんな事を口にした。
「それは忌忌しき告白ですよポッター。」
「そうとも。....それとも、何か証拠でも?」
ハリーは強い眼差しでセブルスを睨んだ。
「分かるんです。」
「何の証拠もなく分かる、とは....。選ばれし者は違うな。」
嫌味を言ってセブルスは消えた。
ドラコがやったとしたら、アルバスが危ない....
ふと、見た夢を思い出した。
ドラコはヴォルデモートの命令でなにか大切な任務をこなす....
それがもし、アルバスの暗殺だったら....?
事態が悪い方に動く前になんとかしなくちゃ。