第6章 ハリー・ポッターと謎のプリンス
しばらくして、クディッチの試合が行われる日になった。
「静かにして。....これから選抜試合を行うけど、試合だからって手は抜かないで。」
ジニーが言うと、ハリーも言葉を続けた。
「去年選ばれたからって、今年も選ばれるとは限らない。集中して。」
私はシーカーを続けている。
なんだかんだ小回りが必要なシーカーが一番自分に合っていた。
今はグリフィンドール寮のクディッチの副キャプテン。
ロンが緊張気味に笑いかけてくれる。
「大丈夫だよロン。ロンは最高のキーパーだから。」
「あぁ....頑張るよ。」
試合が始まる。
私とハリーは選抜するために上から見る。
「ロンとコーマック、どっちがいいかな。」
「私の見解を言うね。コーマックは自分に自信がありすぎて過信しているから、いずれ取り返しのつかないミスをしてしまう。だからこそ、自信がなくていつも一生懸命なロンをキーパーにすべきだと思う。」
「そうだね。じゃあロンにしよう。....あとは皆が納得するようにロンが結果を出すだけだ。」