第6章 ハリー・ポッターと謎のプリンス
お店に戻ると、ハリーとロンとハーマイオニーは安心した顔で笑っていた。
「もう行こう。」
ロンの言葉でお店を出る。
「フレッドとジョージすごいわね。みんなお店を閉めているのに。」
「こういう時こそ、笑いが必要だってさ。」
たしかに、あの二人らしい発想。
「その通りだと思う。」
ふと、みんなが足を止めた。
「酷い....」
オリバンダーさんのお店が誰かにめちゃくちゃにされていた。
扉を開け、中に入ってみる。
「リエル。」
窓を見ていたロンに呼ばれ、行ってみる。
「あれ、ひょっとしてドラコと母親か?人目を避けてる。」
裏道に入ったナルシッサ・マルフォイとドラコ・マルフォイ。
「行ってみよう。」
皆でこっそり後をつける。
2人はお店に入った。
ドラコは何か箱のようなものを取り憑かれたかのように見ていた。