第6章 ハリー・ポッターと謎のプリンス
リーマスは黙って頷いていた。
「ドラコ・マルフォイがヴォルデモートの命令で何か、大切な任務をこなす。....夢を見てもよくわからなかったけど、アルバスに関係すること。あと、セブルスが.......泣いてた。それから、世界が闇に包まれる。詳しくはわからないけど、ヴォルデモートの顔と怯える人々の顔が見えた。きっとこれから.......誰も想像しない、恐ろしいことが起こる。」
話し終えると、リーマスは一つずつ質問をし始めた。
「ドラコ・マルフォイが行う任務だが、他に誰か人は見えなかったか?ドラコだけが....」
「ううん、そういえば....あの女の顔も.......見えた気がする。」
「本当にベラトリックスの顔が見えたんだね?憎しみで目が曇っているわけではないかい?」
「うん。あの女の他にもいた。けど、名前がわからない。」
「そうか....スラグホーンに関しては、他に何かわかるかい?」
「詳しくはわからないけど、スラグホーンの後すぐにトムリドルの顔が見えた。まだトムリドルだった頃の映像が。」
「ヴォルデモートの過去が何かしら影響しているのだろう。わかった。」