第5章 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
「リエル逃げろ!」
ハリーが私の前に立ち塞がる。
「どけハリー。今はまだお前に用はない。」
「うわっ!」
ヴォルデモートが杖を一振りすると、ハリーが後ろに飛んだ。
怒りに満ちた私の目を面白そうに見ていた。
「ここに来たのは間違いじゃったなトム。じきに闇祓い達がやって来る。」
突如アルバスが来た。
「その前に俺様はいなくなる。そしてお前は....死ぬのだ。」
「リーマス!リエルを連れるのじゃ!」
いつの間にか近くにいたリーマスが私を掴み、姿くらましをした。
「嫌っ!!」
次の瞬間には騎士団の本部にいた。
「何するのリーマス!!!あの女を殺さなきゃ....私がっ.......あの女を.......戻らなきゃ....私がやらなきゃ..........」
「リエル!!」
どことなく歩き出した私をリーマスが後ろから強く抱きしめる。
「離してっ!!!お願いっ....行かせて!!!!あの女を....あの女を殺さなきゃ!!!」