第5章 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
どこからか来たハリーがゆっくり歩いて近づいてきた。
「マイケル、大丈夫。あんな女、すぐに消えるからね。ホグワーツの校長はアルバスだけなんだから。」
「うん.......」
ようやく少し泣き止んだマイケル。
「んっん。」
嫌な咳払いが聞こえた。
「前にも言ったでしょうミスターポッター。いけない生徒には罰を与えなくてはね。」
思い切り睨みつける。
「なぁジョージ、俺達の未来は学舎の外にありって思うんだけど?」
「フレッド、俺も全く同じことを考えてた。」
「ここを、辞めてしまうの?」
尋ねると、2人は顔を見合わせて困ったように笑った。
「やりたい事をやって、のびのび生きてみたいんだ。」
「それが男のロマンっていうか、俺達の未来っていうか....なぁフレッド。」
やりたい事をやってのびのび生きる....
「ふふっ、2人らしい素敵な考えだね!....さぁ、もう戻ろうか。ハリー、どこに行っていたの?」
「あぁ....何でもないよ。」