第5章 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
それから数日が経ち、ホグワーツに戻る日になった。
シリウスが動物もどきになってキングクロス駅まで見送りに来てくれた。
「シリウス、なんて危険なことを....」
「君とハリーの見送りがしたかったんだ。」
「ありがとう....」
心配症なお父さん。
リーマスもシリウスもそう。
「それから、これを君にと思って。」
シリウスはつけていたネックレスを私の首にかけた。
「いいの?大切な物なんじゃ....」
「だからこそ、君に持っていて欲しい。」
ネックレスを握りしめる。
「分かった。大切にする。」
「リエル、覚えていてくれ。私は何があっても君の味方だ。」
なぜかこの言葉が遺言のように聞こえて胸が締め付けられた。
「シリウス、.......っ....」
涙が溢れて止まらない。
「リエル?どうしたんだ?」
「ううっ....」
「何か心配事でもあるのか?」
シリウスが心配そうな顔で私を見る。
ただ泣きじゃくる私を見てシリウスは強く私を抱きしめた。
「大丈夫。」