第5章 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
《リエルside》
『リエルが安らかに眠れるようにリーマスとシリウスが無理やり眠らせたのね?』
「そう。本当はね、ステューピファイにはかかってないんだ。何故かわかんないけど、私には強い防御呪文がかかってるの。」
夢の中でたまに会えるお母さんとお父さん。
ステューピファイをリーマスが唱えた時、確かに命中した。
けど、私には効いてなかった。
リーマスの申し訳なさで呪文が弱かったわけではなく、私にかかっている防御呪文がはたらいた。
何で防御呪文が私にかかっているのかは分からないけど、かかっている。
『皆の愛だよ。リエル。』
『そうよ。あなたはたくさんの人に愛されている。その愛があなたの中で強くなり、自分を守っているのよ。』
「.......ハリーは生きても大丈夫だよね?」
『何を言ってるのリエル。あなたもハリーも生きるのよ。』
「分かるよ。私はハリーよりも強い絆でヴォルデモートと繋がってる。だから私はヴォルデモートと共に滅びなければならない。」
押し黙るお母さんとお父さん。
お母さんが私を通じてシリウスに伝えていたこと、本当は聞いていたんだ。
だから、私は死ぬ。
世界の平和のために。
けど、ハリーは生きても大丈夫だよね?