第1章 ハリー・ポッターと賢者の石
数日が経ち、セブルスの授業を受けることになった。
ハーマイオニーは頭がいい。
でも、その頭の良さ故にハリーやロンとあまり上手くいかないときがある。
セブルスは私といるときと全く違う人のようだった。
怖さしかない。
でも、それがまた面白くて、授業中に何度か笑いそうになるのをこらえた。
「ミスポッター、ダンブルドア校長がお呼びです。」
アルバスが私を呼んでる?
マクゴナガル先生についていく。
「おぉリエル。どうじゃ学校は。」
「とっても楽しいし、面白い!」
「そうかそうか。成績も優秀だと聞いておる。さすがじゃな。」
「へへっ。」
「ハリーとは、よくやってるかの?」
「もちろん!たった一人の兄弟だから!」
ダンブルドアは私とハリーの様子を聞いて、とても嬉しそうに笑った。
「....4階の廊下じゃが、くれぐれも近づいてはならんぞ?」
「あそこ、たまにヴォルデモートの気配がする。」
「何じゃと?」
「たまに。でも、少し気になる程度かな。傷は痛まない。」
私とハリーの額には、雷模様の傷がある。
時々、その傷は痛む。
初めてクィレル先生を見たとき、傷が痛んだ。
だから、あの人をずっとマークして観察してる。