第5章 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
次の日、アーサーが帰ってきた。
そして今日はクリスマス。
キッチンのテーブルで皆がアーサーの退院祝いをしている。
私は何となくキッチンに入らず、廊下の壁に寄りかかる。
「リエルと、ハリーに。....2人がいなければ私はここにいない。リエルとハリーに。」
「「「リエルとハリーに。」」」
シリウスが飲み物を2つ持って出てきた。
私に1つを渡して同じように壁に寄りかかった。
「どうして入らないんだ?」
「.......なんとなく、かな。」
「おいで。」
シリウスに連れられてきたのはブラック家の家系図がある部屋。
「さ、話してみなさい。」
「.......アーサーが襲われる夢を最初に見た時、クルシオをヴォルデモートにかけられた。それ以来、夢を見る度に頭痛に襲われて....。」
頭痛止めの薬をセブルスから貰って度々飲んでいる。
「アーサーが襲われた時、私はただ見ているだけだった。その立ち位置には、きっと.......やつがいたんだ。私は夢の中でヴォルデモートだった。」
「夢は夢でしかない。」
「....私とヴォルデモートの間にある絆は、固く深いんだよ。それを実感させられた。」
「っ!」
シリウスは驚いた顔で私を見た。