第5章 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
会議は終わった。
夕食の時間。
モリーが作ってくれる。
「どうして魔法省は僕を目の敵にするんです?」
ハリーが聞く。
そうか、まだ日刊予言者新聞を見てないんだ。
「見せてやれ。どうせすぐ目に入る。」
ムーディが言うと、キングズリーがハリーに新聞を渡した。
「ファッジはダンブルドアが大臣の座を狙ってるんじゃないかと考えてる。」
「そんなのおかしいよ!普通に考えたらダンブルドアがそんなことするわけ....!」
「そう。ファッジは恐怖で心が歪んでる。だからこそ、放ってはおけない。何をしでかすか分からないから。」
諭すリーマス。
ハリーは納得いっていない顔のままだ。
「僕、騎士団に入りたいよっ!どうしてリエルは入れるのに僕は入れないの!?僕だって入りたい!!」
「ハリー、リエルは仕方なく 「.......私は、あなたより力があるから。」
リーマスの声を遮ると、場が静まり返る。
「あなたより力があるから、足でまといにならないから騎士団のメンバーになった。死なない自信があるから。あなたはどう?デスイーターと戦えるの?ヴォルデモートに勝てるの?....考えたら分かるでしょ。」
ハリーにキツい目を向けてその場を離れる。
ブラック家の家系図が書かれている部屋に入る。
ここは昔から私の隠れ部屋みたいな場所で、泣いたり悩んだりするのはだいたいそこだった。
「リエル。」
「シリウス....。」