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ハリー・ポッター もう一つの物語

第5章 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団





「もうたくさん!まだ年端も行かないリエルにそこまで責任を負わせるの!?あなた達はリエルの親じゃないのよ!?」

重苦しい空気を押しのけて声を荒らげたのはモリーだった。


「だが君の子供でもない!私はリエルを娘同然に思っている。だからこそヴォルデモートに狙われている事実を伝えなければならないんだ!」


シリウスも同じ声量で言い返す。

「2人ともやめるんだ。だれがリエルの親なのかを話し合うための会議じゃない。リエルとハリーをどうやって守り、危険な目に遭わせないかを話し合うための会議だ。」


そんな2人をリーマスがなだめた。

「私は大丈夫。ハリーを守らなきゃ。」

「リエル、そんなことを言ってられる状況じゃないんだ。分かるだろう?」

「分かってるよリーマス。でも、私には奴が狙う力がある。殺される可能性は少ない。でも、ハリーは違う。利用されるわけじゃない。殺されるの。それならハリーを守らなきゃ。違う?」


その場が静まる。

「ハリーもわかってるよ。これから何かが起こることくらい。ヴォルデモートの復活を目の前で見たのはハリーだけなんだから。ヴォルデモートは私たちを探してる。でも、やつはハリーを殺す気しかない。私を利用しようとして探しているなら、守るべきはハリーだよ。とりあえず、ハリーが下手に自分で動かず、ホグワーツから出ないようにしなきゃ。私が上手く動くけど、もしものために動いて。」



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