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ハリー・ポッター もう一つの物語

第5章 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団





「あ、うん。....どこか、丸い水晶のようなものがたくさん置いてある場所で私達が走ってた。いたのは、ハリー、ハーマイオニー、ロン、ネビル....その他は覚えてない。私は何かを持っていた。多分水晶。みんなデスイーター達に追われてたの。....もう一つは、.......ハリーがディメンターに襲われて魔法を使った夢。」

「神秘部だな。」


シリウスが私の話に頷いた後、そう言った。

「神秘部?何それ?」

「魔法省にある部屋のことよ。」


ドーラが教えてくれた。

魔法省神秘部....そこにヴォルデモートが探す何かがある。

「ヴォルデモートは何を探しているの?」


全員が押し黙る。

「.......予言と、お前だリエル。」

ムーディが私を見る。


「え?私?何で私を?」


リーマスとシリウスを困惑した顔で見る。

「リエル、ヴォルデモートは君が持つ力を狙っているんだ。」

「何でそんなの....」

「やつにとって、ハリーの力じゃ足りんのだろう。」


ムーディは呟くように言う。

言ってないことがある。
シリウスがやつに殺される夢。

あれは、予知夢なんかじゃない。

絶対に違う。




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